家のすぐそばに塾があるし、ちょっと歩いてもあそこに塾。こっちにも塾。
この時期なんかだと「夏季集中なんとか」とかいって、張り出しをしている塾が多い。
かくいう自分も中学時代にはそういうものに参加させられて(せめて学だけは・・・という親の想いなんだろうけど)、朝から晩まで一日中勉強させられるのか!?なんという地獄だ!と抜け出して、挫折した記憶がある。この頃から社会に適応できなかったと思う。親の期待には沿えなかった。
学ぶために、その機会を保障するために学校があるのに、それだけでは足りない、競争に勝てない、(学びが、いつの間にか競争になっとる)勝てないと将来困窮する、惨めな人生になるとは、学びとは何なのかと考えてしまう。
結局これって要は投資で、将来の儲けを当て込んで今ある時間と労力をつぎ込むこと。そして、是非ともそうしてほしい連中がいるってことだよなぁ・・・。不安を煽るのが人を動かすうえで特に適していると思う。
きちんと勉強しないと、努力しないと、あれとか、これとか、それとか、ああいう風になっちゃうよって。
競争に敗れた挙句が自己責任とは、なんと世知辛い。尤も最近では自己責任!自己責任!と糾弾する元気ももう無くなってきたように思うし、そもそも競争に参加することさえ難しい人もいるだろう。