鼻水が、垂れないように・・・。

ここ最近は「今任されている仕事って、自分でなくともあの人、この人、その人でもできるよなぁ。」と、こんなことばかりを考えている。
実際、自分がやっている作業を他の人がやってしまったり、仕事が少ない時には手持ち無沙汰になってしまったり。切ない・・・。
所詮非正規の戯言。正社員になると忙しくて、そんなことなんて言っていられないのかもしれない。

これまで仕事がきつい。週5の8時間+残業で、休みはたったの週2日がきついと散々愚痴をこぼしてきたけど、一方で働くなら自分の希少性があったら良いなぁとも思う。
具体的には「自分の仕事を高めること」
管理業務や出世や人間関係にはほとんど興味が無いし、というよりできないだろう。それよりも自分の仕事を工夫するというか、極めるというか、何かその辺の他人より「あいつは頭一つ抜けている!」と思われたい欲が出てきた。仏教で言う「慢」だろうか?
そうでなければ、代替可能な「人材」でしかない。まあ、結局は人材だろうけど。
今任されている業務の中でも、あることはあるけど僅かだ。僅かだけど、試行錯誤している。退屈なライン作業、それくらいしか楽しみが、創意工夫がない。
そんな時に出てきた話が件の歯科技工士。見学で見た感じでは職人仕事で、正に自分の仕事に集中し、高めていく感じの仕事だった。
これなんだろうか?こういう気持ちが沸々と湧いてきたというのは、旅立ち、挑戦の時なのだろうか。

なんか数日前から咳が止まらなくてつらい・・・。
新品で買ったボールペンを使い果たすまで描けば、何かしら上達するだろう・・・!という企画で始めた最初の絵。
髪と、特に手首の描き方が未だにわからなくて、これが理解できるようになると先へ進める気がする。
やはり「理解」。これができないまま描き続けても踏み台にならず、上達への道は遠いと感じる。
事の発端は、精神科のデイケアでの社会福祉士さんからの見学の話だった。
とあるメンバーさんが、そこに見学に行って云々という話に興味を持って、自分も行ってみたいということで紹介してもらった。場所がなんと自宅から歩いて15分程度の場所。散歩で通りかかる所だった!
当然先方も業務時間中だし、時間にして15分程度だったのだけど、第一印象としては「お!ええやん!」という感じ。会社は静かで綺麗で、工房的な雰囲気の中、皆黙々と自分の仕事に集中していた。職人的な?
この仕事の詳細はよくわからないけど、入れ歯や歯の詰め物を作っているのだとか。
働くなら歯科技工士という国家資格が必要で、2年学校に通い、費用が200万程必要とのこと。

なんか国家資格というと非常に難易度が高いイメージがあるけど、実際どうなんだろう。担当してくれた方は「きちんと学校に通っていれば、まず合格できるよ」とは言っていたけど・・・。難しい専門用語だらけの座学ではない?技能的なことが中心と言っていたような。簿記3級の入り口でわけがわからなくて挫折したけど、それでも狙えるものだろうか・・・。
2年と200万。挑戦するには中々リスクが高い。愛知県には今は夜学が無いとのことで、今の仕事を辞めて学校に通わなければならない。貯金を作るか、親に頼むか。
もしうまくいけば、今の低賃金でコキ使われて身も心も疲れ果てる状態から抜け出せるかもしれない。仕事内容に興味はあるし、働きやすそうな場所でもある。付き添いに来てくれた就労支援の方も、お勧めしてくれた。資格が自分を助けてくれるだろうか?
ともかく、来月社会福祉士さんに事の次第を報告することにしよう。
同じようなテーマを抱えた人と雑談する方が、ホッとする。
普段はお互い黙って働いているから、何を考えてるのか、この状況どう思うかなんてわかりゃしない。ひょっとして受け入れているのか・・・?平気なのか・・・?
帰るときに話せば何てことはない。大体同じことを考えている。体や精神の不調。低賃金でコキ使われて、先の見通しなんかたつわけがなく、不安と苦しさの中で思い悩む。
自分にしてみても仕事はきついし、朝死にそうな気分で出勤しているし、働いても働いても手取りにすると14万程度。あまり家族関係が好きではないし、家の中に人間関係があるのがしんどくて、一人暮らしがどうのこうのと言っていたけど、こんな状態ではリスクにしかならないし、決心なんてつくわけがない。それに身から出た錆とはいえ、国民年金の追納140万を攻略したいので、当分は大人しくしている他ないだろう。
なんか20代の頃と比べると、物事を楽しむという感性も薄れてきた感じがある。あるいは人間関係が希薄なせいだろうか。同じことをやっている仲間の一人でもいれば、また違ってくる気はする。
日常の中に「生きているのも悪くない」っていう実感の一つでもあれば、やっていけるとは思うのだけど、皆どうやって平静を保って生きているのか。