この「普通」という単語を書いたり言ったりする度、「普通」って何だ?と頭をもたげる。
いつからかはわからないんだけど、会話をする時にいつも相手の顔色や態度を窺っている自分がいる。
「この話題は興味があるのだろうか?無いのだろうか?」
「何か話題を振った方がいいのだろうか?」
「この人は会話を継続することを望んでいるのだろうか?それとも思わらせたいのだろうか?」
「何しろ会話が止まってシーンとなるのは避けたい」
こんなことばかり考えているので、基本的には「相手の振りや話題に返事を返す」という風になる。個人的には「会話」という感じではないなぁ。
更にそこから
「返した返事はあれでよかっただろうか?」
「こちらが振ったあの話題は、受けが悪かったかもしれない」
「あの返事は良くなかった気がする。こう返していれば・・・」
「あれこれ気をもむ割には、こちらの話題にはあんまり乗ってくれんよなぁ・・・」
と、考えだすとキリがない。
何年たっても会話は難しい。他人はこんなこと一々考えず、スラスラと進めていくのだろうか。
自分が「会話」できる相手とはどんな人なんだろうか。