借りてきた色鉛筆の教則本を見ると実に綺麗に描いてある。なんだか自分の描いた絵が霞んで見えるくらいだ。以前木の描写に不満を漏らしたけど
理想
現実
描写もそうなんだけど、なんでそんなに「色が乗る」のか!?
これもそうとうグリグリ塗り込んだつもりなんだけど、全然淡い・・・。
色鉛筆の差なのか?本で紹介されていたのは一本2、300円の高級色鉛筆で、自分は薬局でも見かけるトンボ鉛筆。この差なのか・・・?
「絵に正解はない」そう思いたいけど、感情の方では納得してくれない。思うに価値基準が自分の中にしかないせいかもしれない。
なんにせよ、自分より優れたものを見るのは精神的にくるよね・・・。なんだか自分がやってきたことが無価値に感じるというか。
例えば頑張ってレベル10に到達した。以前の1~9を振り返って、自分の成長を実感する。「ああ!自分はやってきた!」と。ところが前を見ると11、12、13と星の数ほど上がいるわけだ。飛びぬけて優れた人よりも、寧ろ2、3段くらい上の人の方が精神的にくる。
それ自体はいいんだけど、認めてもらえたり、話題になったり、「価値あり」と判断されるのはすべからく自分よりも上の存在だということだ。なんでもそうだけど、上が現れた瞬間立場は厳しくなる!
他者より劣っていると感じられるのであれば、伸びしろがあるということでもある。
だけど、上に到達できるのに後どれくらいの努力と時間が必要で、果たしてできるのかどうかは誰にもわからない。その間にも強者は更に上へと行くであろう。現実は厳しい。SNSや動画共有サイトが日常になって、悩む人も多いのでは・・・。
「他人と比べるな!自分の価値基準を持て!」
学校に入れば競争社会の渦中にあるのに、優れた人が褒められ価値ありと判断されるのに、そうでない人は見下されるのに、本当にそんな風にできるのか、依然疑問である。