場所は若者サポートステーションの施設・・・。
俺は机に座っていて、向こうではスタッフに叱責されながら他の連中が勉強している。
「クソ!なんだありゃ・・・まるで受験勉強だな・・・!」
俺のところでも何か別の事をやるらしく、プリントが配られる。配っているのは・・・俺の担当の「あの」爺さんだ!
プリントには何故か戦車や対空砲のイラストがあって、それらの名前を書けというもの。
爺さんが「俺の兵役時代を思い出す・・・」とかなんとか
「げ!元兵隊だったのか!?だからあんな尋問めいた面談を・・・いや、待て。うちの祖母よりどう見ても年下じゃないか。はったりかましたな・・・!」なんて考えていた。
しばらくしてうんざりしてきて、トイレを装って逃げ出すことを決意する。すると利用者の一人が察したかのように無言でついてくる。
気にせずエレベーターの所までいって乗り込む直前、そいつが「行くな!行くんじゃない!」とでも言いたげに、無言で俺の手を引っ張る!
「やめろ!クソッタレ!離せ!離せよ!!」と心の中で叫び、振りほどく。何とか逃げ出して、再び心の叫び声をあげる!
「やった!やったぞ!逃げ出せた!もう二度とここへは戻ってくるものか!!」
若者サポートステーション、引いては就労支援を頼る同士が、こんな夢を見ないことを切に願う・・・。