気分転換に友人でも誘ってゲームで対戦でもしようかと考え、「やっぱりいいや」を何年か前から繰り返している。
家が近くて、お互いゲーム好きで、特に何処かへ出かけたい願望も無く、お金があまり掛からないとくれば、とりあえずコレ。なんだけど、「相手がどう感じるか」について考え続け、疲れてまた今度ということにしてしまう。
相手から誘いが来たことは一度も無いし、過去には苦い経験もあった。
相手が格闘ゲームが苦手な事を知りつつも、冗談半分で良かったら対戦しようと言ったことがあった。
それから数か月後、本人曰く「ポイントが余っていたから買っちゃった。少し対戦してみようか?」との提案があった。
しかし、それがいけなかった。格闘ゲームに興味を持ってくれたのかと思い、あれもこれもと調子に乗り過ぎて、空気を悪くさせてしまったことがあった。白けさせたといえばいいかな。
次第に口数が少なくなり、表情を見ても早く終われと言わんばかりの退屈そうな感じで、動きも単調になっていた。
自分のゲーム史に残る「一番冷汗を掻いた瞬間」だった。
それ以来、誘う時は「相手の得意なゲーム」で遊ぶことにしている。
でも、そうなると相手の事ばかり考え、今度は自分が楽しめないことも時々出てくる。
向こうからの誘いが無い事を考慮すると、そもそも対戦を相手が好意的に考えてくれているのかどうかも怪しい。
ゲーム好きであっても、「どういう風に好き」なのかは千差万別。
言えばとりあえず付き合ってくれる方なので、この辺の判断が本当に難しい。
で、「相手の事を考えて」と言いつつも、よくよく考えたらその実自分中心だという事に最近気づいた。
我ながら醜いものである。
世の中いろんな人と幅広く付き合える人って必ずいるもんだけど、こんなような事でも臨機応変、自分と相手のバランスを上手くとった付き合い方を自然に出来てしまうんだろうか?凄い事だ。