これだけ身近にネットが溢れていると、いろんな事が見えてくる。
他人のやること成すことを自分と比較し、参考になる事もあるんだけど、それより羨ましかったり嫉妬心を感じたり、つまらない感情に振り回されることが多い。
そしてそれらは自分には到底成しえない事も痛感している。
一昔前なら繋がりも今より遥かに狭かったし「自分が満足していれば」で済んでいたであろうことが、他人の生活が見えるようになって自然と比較し、いつの間にか優劣をつけてしまう。満足のハードルがどんどん上がっていくような。
恐らく失敗体験よりも成功体験の方が挙げたくなるであろう(上手くいくと自慢の一つもしたくなるだろうし、現実よりもネットならそれもやりすい)から、見る人によっては現状で満足できず「上には上がいる。自分はダメだな」と生きづらく感じることもあるんじゃないだろうか。
なら「見なければいい」果たしてそれで済むのか。
「よーし!今日も不快な気分になるぞぉ!」と好き好んで見るなんて人は少なくとも自分は見たことも聞いたこともない。
多くはネットを利用している内に意図せず。というのが多いんじゃないかと思う。
これだけ大多数が情報をいろんな場所に発信している昨今、見なきゃいいというより、いかに上手に遠ざけるかという考え方のほうがいいんじゃなかろうか。
よくよく考えたら全く面識も縁も無い人の動向に一喜一憂するのも変な話であるが、小さい頃親に他の子と比較され辛い思いをしたことがないだろうか?あれの無意識のもっと広いバージョンだ。
自分はSNSはやっていないけれど、脱SNSを掲げたくなる気持ちはわかる。
自分の価値は自分だけでは作りだせない事が辛いところだね。