就労支援を語るに外せない「交通費問題」ってありますよね。まあ、就労支援に限ったことでもありませんが。
支援を受けるにあたっては基本無料なんですけど、場所が悪いと交通費が掛かってしまう。ここにどうしようもない格差があると思っている。
自分は若者サポートステーションにしろ、デイケアにしろ、片道1時間半程度かけて歩いて行っているので、交通費は一切掛からない。デイケアは一日辺り770円で週四日なので、月額4000円の部費でギリギリ行ける。よって気軽に出られるものには極力出るなんて芸当が可能。
自分のように長時間歩くことが苦にならないとか、自家用車や自転車で来れる範囲なら問題ないでしょう。だけど、そうでなければ決して安くはない交通費を払い続けなければならない。
例えばサポステのセミナーなんかは参加者がまちまちなんですが、金が掛かる以上「これは!」と思えるものでないと参加する意欲が持てないのが原因では?と思います。
失礼ながらセミナーは直接就労には役に立たない。人間関係を求めても、自分から積極的に関わっていこうとしなければ何も発展しない。相談しては自分の嫌な面と向き合ったり、意見を被せられたりと、居心地の悪い会話になる。
結果はどうあれ、ただでさえ無い金がじわじわと確実に減っていく。自分なりに意義が見いだせないと、かなり焦るしつらいでしょう。いつしか参加する気力を失くしてしまう。そんな人もいるのではないでしょうか。自分がL〇T〇LICOを辞めた理由がそんな感じでした。交通費で前職で作った貯金をほとんど失ってしまった。