一人舞台

落ちてしまいそうな自分を、どうにかこうにか支えている。

落ちてしまいそうな自分を、どうにかこうにか支えている。

雨降って地固まる

新卒で働いていた10代の終わりごろ。

人事異動で仕事についていけなくなり、思い悩みながら台車を押していると、前方不注意でパートのおばちゃんにぶつかり激怒され、平謝り。

後日声を掛けられ「あの時怒りすぎてしまったけど気にし過ぎたらいかんで。とはいえ、怪我につながる危険行為だから気を付けるように」と言われ、以後友好的に。

 

同時期、帰りに自転車を漕いでいると、洗濯物の入った袋を持ったおばちゃんを避けようとして袋に当たってしまったのか、洗濯物をぶちまけてしまった。

当然大激怒。戻って平謝りしていると怒りも収まったのか、許してもらえた。

 

自転車屋でアルバイトをしていた20代前半のころ。

店の方針でパンク防止剤を勧めることを言われてたのだけど、断られることが多く、また自分でも効果が疑問だったのでいつしか勧めなくなっていった。

当然営業成績でバレて、店長に何故勧めないのかを問われたら「いまいち効果があるのか実感できなくて、そんなのを勧めるのはどうかなぁ。漕ぐの重くなるし・・・と思って」と今思えばとんでもない発言なんだけど、言ってしまって、一瞬「こいつ正気か!?」とぎょっとした顔をされたものの、「いいよ。効果を見せたるから、廃車持ってきて!」と言われて実演してくれた。

その後「まあ、君の言うことも一理あって、昔は実演していたんだけどねぇ」と。

ああ、店長良い人だなぁと思った瞬間だった。

 

工場で検査をしていた20代も終わりごろ。

自分のミスで出荷作業の人に迷惑を掛けてしまった。

「お前、あれ間違えただろ!おかげで迷惑したんだけど!」と言われて「いや、お前は呼ばわりはないでしょ!」と心の中で憤慨するも、迷惑を掛けてしまったのは事実なので「自分の至らなさで申し訳ありません!以後気を付けます!」と伝えたら「うん、まあ、わかればいいよ」と言ってくれて、後日「いや~エヴァンジェ君、ハローワークの求人から来たんだって?俺もそうなんだよ。ここ労働環境悪いよね?」と友好的な感じに。

 

今にして思うとクソな部分も多々あったのだけど、(本当に申し訳なく思う)相手の怒りを受け止める技術。非を認める態度が自分を救ってくれたように感じる。

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