散歩中に物思いに耽っていると、そういえば昔、定期的に見ていた動画投稿者が何人かいたことを思い出しました。
「バカだなぁ」とか「くっだらねぇな」とか思いながらもついつい見てしまい、いつの間にかささやかな楽しみになっていました。
決して凄く面白いわけではないんですが、妙な中毒性があるわけです。
小粒を楽しむチョコベビーみたいなもんです。
しかし、数年経って何と言いますか、有名になったり売れてくると、雰囲気が変わるんです。
ビジネス的になるというか、他の人と似通ってくるというか。
そうなると急に熱が冷めるわけです。もういいかなと。
同じ事を続けていても飽きられる可能性もあるでしょうし、動画投稿で生計を立てている方なら尚更でしょうから、致し方ない部分もありますね。
今までアングラだった人が、有名になったことに対する嫉妬なのか。
あのアングラ臭というか、しょうもなさが好きだった気がします。
メンバーが増えたり、編集にいろいろ手を加えたり、妙に華やかになったことが受け付けないのか。
或いは単に感性の違いなのか。
ともかく、こういう場合の常套句「嫌なら見なきゃいいじゃん」を使い、右上の×ボタンを押し、「よし!卒業だ!」といつの間にかその存在を忘れるまでになってしまいました。
しかし、投稿者の立場になって考えてみると、批判しながらもなんだかんだ言って見てくれている人よりも、見なくなった人が増え、忘れ去られる事の方が、よっぽど深刻じゃないかと考えてみて、薄ら寒くなりました。
一部のファンを大切にし、アンダーグラウンドを突き進むのか
利益に繋げねば!と無難なものを作るのか
二つに一つ!
どうせ全員にウケるものを作るなんて不可能でしょうし、永遠に付きまとう課題ですね。
おしまい。