人はいろんな事をきっかけに過去を遡る。
Amazonでレゴを見ていて、いろんなやつがあるなぁとか、案外高いなぁとか、何故レゴの人形は皆顔が黄色いんだろうとか、自分も小学生の時、レゴすごい好きだったなぁとか考えていた。
当時友達にレゴを沢山所有している人がいた。
部屋にはレゴで作った城とか帆船が飾ってあり、衣装ケースの中には山盛りのレゴブロックが入っているくらいだった。
そんなもんだから、家が近い事もあって良く遊びに行っては二人でレゴに興じていた。
しかし、ある日別の友人も訪ねてきて、彼が当時流行っていたハイパーヨーヨー?「スケルトンで中にバネやら鉄球やら入った凝ったやつ」で遊ぼうと提案してきたのだ。
「まずいなぁ、新風が入り込んできた」
それでいて彼もヨーヨーができるのである。自分は触ったこともない。
かくしてレゴは過ぎ去っていき、友人達はヨーヨーに興じ、当時から複数の間に入ってコミュニケーションを回していく事ができなかった自分は、一人レゴに打ち込むのであった。
少なくともその瞬間は、ニュージェネレーションにレゴが敗北した事を確信した。
レゴの歴史がどのくらいなのか知らないが、古きが新しきに負ける切なさといったら。
これも時代なのか。
というか、何で嫌な記憶ばかり脳に焼き付くのか!
いい思い出は殆ど残っていないが、嫌な話なら結構出てきてしまう。
で、さっき調べたらレゴは勿論、ハイパーヨーヨーも未だに健在でした。