散歩の最中、前職での残業について思い返していた。
考えてみれば良く出来たシステムである。皆が「毎日」2時間3時間の残業と毎月最低2日の休日出勤を課せられる中、「定時になったんで帰ります」「会社のカレンダーに休みと書いてあるので休みます」とは非常に言いづらいわけだ。
お互いがお互いの気を遣うという・・・。まるで北朝鮮の相互監視みたいだ。
そんな環の中に入ってしまっているもんだから、おかしいと思っても誰も意を唱えないんじゃないだろうか。だって皆真面目にやっているのだから。
それで笑うのは一体誰なのか・・・。
その時間外労働も最初に必ず「強制じゃないし、協力できる範囲でいい。無理はするな。あくまで協力なんだから」と言われるのである。
で、「じゃあこれくらいで・・・」と話したら、呼び出されて「正社員としての自覚と誠意が君にはあるのか?これを見ても俺には到底あるとは思えない」と説教をされてしまった。異動当初、先輩も同じ末路を辿ったとか。
結局1年足らずで挫折・・・。
今後就職して上手くやっていけるのか。ひょっとして日本自体がこういう感覚なのではないだろうか。