自分に発達障害が本当にあるのか自分でもよくわからない。主治医の診断では「まあ、該当するでしょう」とのことだけど。
そしてそれが自分の就労を難しくしているのだろうか?正直に言うとね・・・
「働きたいです!社会の役に立ちたいです!経済的に自立したいです!」とかいうやる気があって、その上で発達障害が・・・という話であればいいんですよ。とにかくすぐにでも働きたいという意思があれば。そういう人は障がい者枠で働けばいいのです。でも自分の場合そうではない・・・。
どう考えても働きたくないのである。だって辛くて苦しいじゃない。
周りの人は「何も金のためだけに働くのではない。やりがいとか必要とされている感じとか云々」と言うし、持てる人はいいんだけど、自分としては時間と労力を金に変換している感じしか持てなかった。
毎朝早く起きて会社に向かわなければならない。続く長時間労働。更に追い打ちをかける無能っぷり。残業や休日出勤の連続で、日常が労働の休憩時間の延長にしか感じられなかった。
自分には続けられなかった。
最近思ったんだけど、多くの人にとって働くことは楽ではないけど、といって苦痛という程でもないし、差し当たり要求されたことをキチっとこなす能力も備えているようだ。なにより「家族を養うため」とか「生活のため」という大義名分がありますから、そりゃあそういう人からしたら「甘え」になるよなぁと。だからこんなことは他人に話してはならないのである。
でも辛いことを辛いと感じるのはしょうがなくないですか・・・。
最後に仕事を辞めてからいつしか3年程が経ち、自分の能力では仕事についていけないだろうという不安とか、31歳無職ですからバカにされたり見下されるのではないかという恐怖心だけが残って、何もできなくなってしまった。
皆障がい者枠で働けばいいじゃんていうけど、果たしてそれが解決してくれるのだろうか?それはきちんと働く意欲のある、言っても能力のある人向けの選択肢なんじゃないだろうか?「こういう人」向けではないよね?怒られるわ・・・。
半分働いて半分福祉の世話になるのが一番良いかもしれないなぁと思うけど、実際問題一般的ではないし、障がい者年金にしろ生活保護にしろ、自分の状況ではまず無理だろう。取れたとしても怒られるかな。
自分にとっては発達障害を持つものがどう働くか?はほとんど関心が無くて、それより「働くことそのことが辛く感じる無能がどう世渡りしていけばいいのか?」の方が問題である・・・と個人的には考えております。
そしてもし、「働くことが辛くなかったら」どうなるのか。無事に働き継続できるとは思いますが、ありえんよなぁ・・・。