ネットを使っていると仕事や学校や人間関係に悩む人を本当によく見かける。
そういう相談をすると大体決まって、「甘え」「努力、忍耐不足」「自己責任」と言われることが殆どな気がする。
例えば、仕事なんかだと皆がそういう辛い状況に耐え、生活の為に仕方なく耐えているのだから、甘えた事を言うなという話が常套句。
しかし、本当にそうなんだろうか。
自分の職場の上司は確かに辛い事もあるけれど、同時にやり甲斐もあると語っていた。
他の方を見ていても、休憩時間には皆で集まって談笑したりしている。
とても生活の為に人生を犠牲にする覚悟で臨んでいるとは思えない。
まあ、胸の内はわからないけどね。
あの人達にとっては続けたい、続けてもいい理由がちゃんとあるんだよ。
辛い事がある。でもそうじゃない事もある。
そういう人も確かに存在し、そういう働き方もできるんだから、深刻に受け止めない方がいいかもしれないね。
後は、悩んでいる人の尻を叩いても、多分いい結果にはならないだろうし、キツイ意見を受け止められる程であるならば、そもそも相談なんかしないだろうから、もう少し大目に見てもいいんじゃないだろうか。
よく「辛いときは頑張らなくてもいい」とか「君は良くやった」とか「ダメな自分を少し受け入れてみよう」とか「時には逃げる勇気も必要」とか
こういう話をすると、甘えて人間ダメになるなんて風潮があるけれど、そうなんだろうか。
皆が皆、人間関係や物事を上手く処理できる筈はないし、現実的な問題があるにせよ、そういう声が救いになることは十分あると思うんだよね。
何より、そういう「無理だったら逃げてもいい」という選択肢がある事でかえって頑張れる気がしないだろうか?
「いや!まだ、その時じゃない」とか「居場所があるなら、もう少しだけ頑張ってみよう」とかね。
ダメだとか立派だとか、所詮人間がいつの間にか決めてきた倫理観じゃないですか。
社会なんか絶えず変化し続けるわけだし、いつまでもそういうものに縛られ続けるから、世の中生きづらいんですかね・・・。