一人舞台

落ちてしまいそうな自分を、どうにかこうにか支えている。

落ちてしまいそうな自分を、どうにかこうにか支えている。

友人からの電話

彼のねぇ、話がまた長いんだ・・・。

基本的に自分の話のみで、そんなのを2時間3時間も続けるもんだから、こちらの会話エネルギーが尽きて電話を切りたくなってしまう。

本人曰く、口下手で「君の方からも話題を出してくれないと会話が途切れてしまう」とのことだが、それは自分にしたって同じことであり、話題や相手の反応をうかがいながら、会話の流れを作る雑談が特に苦手であり、趣味とかの共通の話題も無いからそれを一層難しくしている。

というか、数時間も自分の話が出来て口下手なのか・・・こっちは返事をするので精一杯だよ。

そんなもんだから、電話に出るのが億劫な時もあり、また時間帯やタイミングによっては、本人には申し訳ないが、迷惑と感じる事も多々ある。

それでも、全く話題に興味が無いかと言うとそうでもなく、「その話はもう少し詳しく聞きたいな」と思うこともあったりする。

彼は介護職に就いているんだけど、自分が辟易してしまう彼の会話術も、介護施設の利用者には、どうやら楽しんでもらっているらしい。

人、場所、環境が変われば、そういう概念も変わってしまうのかと、ついていける人、迷惑と感じない人がいるんだと新鮮な気分でした。

こうなると「自分がされて迷惑な事を他人にするなと」当然のように語る風潮があるけれど、何が迷惑で何がそうじゃないとかは、結局人やタイミングによっていくらでも変わってしまうんだな、自分の感性だけでは到底判断なんか出来ないんだなと感じた。

う~む、軽々しく考えて、わかった気になってちゃいかんね・・・。

もっと広い目で考えねば。

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