様々な事がきっかけで、過去を思い出す。誰かの家に置いてあった子供用の自転車を見て思い出す。
「子供用の自転車の時にも鍵を売る」って今考えても難しいよなぁ・・・。
あれが盗まれることは考えにくいし、事実客としても「いや、いらんだろ。何言ってんの?」という人が大半だった。
パンク防止剤だったら逆に買ってくれるんだけどなぁ。
特に子供、引いては学生なんかは扱いの荒い人が多いでしょ。
あれについても自分自身少々懐疑的であったし、ネットで不評なんかを見てしまっていたもんだから「なんでおすすめしないの?」と店長にと問い詰められた時につい「いえ、イマイチ効果がわからないので・・・」と発言。(ああ、恐ろしい・・・)
「はぁ!?」みたいな顔をしつつも、じゃあ効果を見せてやるから廃車持ってきてと、効果を実演してくれるのであった。
その時店長が「昔はこうやって実演していたんだけどなぁ・・・」と呟いていた。
店長としても思う所があったのだろうか。
いずれにせよ、今思うととんでもない失言でした。店員としてはあるまじき事だろう。
それにしても売り込むって難しかった。客の必要としているものに応じて売るのは知識があれば簡単さ。
問題は会社側売れ!と命ずる、それ以外の「この商品が必要であると認識させ、買ってもらうことだ」
特に自分の勤めた店舗は売上1位を記録している店舗だったし、店長も誇らしげであったので一層厳しくなる。
トークなんかは上手くないし、うざがられることも珍しくなかったなぁ。
自分が普段使っていて、且それを便利だと感じた商品だったらイケるかな。
前の職場なんかでは、仲のいい先輩が風邪でしばらく休んでいて、その間話相手がいなかったし、風邪にしては長く休んでいて「しっかり休んで完璧に治したということかな」と勝手に解釈、数日経って彼が出勤した際「いや~!元気そうでなにより!」とつい言ってしまった。
それを聞いた彼の表情は曇っていたし「いや、元気ではないよ・・・」との返事。
よく見て、考えれば病み上がりである。やっちまった。
他にもいろいろあったような気がするけれど、どうも後先考えずに本音や失言が出てしまうクセがある。気をつけたいものである。
言葉の選び方って難しいよね。