障がい者向けの就職セミナーの案内のチラシがポストに入っていた。
これがニート、引きこもりバージョンだったとしても、大して内情はかわらないでしょう。
こういう話を聞いて皆行くんだろうか?「行きたがる」んだろうか?
「就職に向けた訓練。コミュニケーション能力、スキルを身につけながら就職をサポート」
個人的にはこの時点で、皆で一緒に訓練しましょう的なのが、すんげー嫌なんだけど・・・。前にやった病院のコミュニケーション能力の訓練でさえ、やられてんだもん。
連中の言うコミュニケーション能力って具体的に何を求められているんだろうか。
就職支援系には「個々にあったやり方で」を謳う所も多いけど、実際問題夢物語だと思うよ。やっぱり量産型が生きやすいのではなかろうか・・・。
何故行きたくないかと問われれば、今までで一度として上手くいった試しがないからでしょう。仕事然り、支援施設しかり。
仕事はともかく、支援施設に勇気を踏み出して行ったのに、終始あちらのペースで話が進行してしまって、断りづらいというか、後に引けなくなって適当に職場を決めて惨敗する。
自信を失っている人が、こういう経験を重ねていけば、意欲もなくなるだろうし、やってみなければわからないと頭ではわかっていても、次への一歩がより一層重たくなってしまうでしょう。
なんだってこう集団至上なのか。そりゃ避けては通れないだろうけれど、どこに行ってもコミュニケーション能力を鍛えろとか、集団での自分の活かし方とか、どうのこうのという話が付きまとう。
あれよこれよと要求されるばかりで「人の役に立つことをするべきだ」なんていう余裕はないです。
働くっていうことがもっとシンプルなことであってくれればいいのに。
HPなんかを見ると、就職に成功し、「上手くいきました」的な当事者の声なるものを見かけるけど、「その後」はどうなったのか?本当に当事者の生の声なのか、疑問が残る。
自分的当事者の声にそんな成功体験なんてなかった・・・ぞッ!