何故就職支援施設は役に立たない・・・と個人的に感じるのかを考えると、単に意欲の問題だという気がしてきた。
つまり僕が「何でもいいから働きたいです!」とか「こういう方針は決まっているので、手伝ってください」というような感じであれば、向こうも進んで解決(就職)への手助けを進んで行ってくれるであろう。
それを「何をやっていいのか、何が出来るのかわからん。とにかく嫌な事だらけで、何だったら嫌でないのか?」という話にするから、向こうとしても口では「ここで見つければいい」とは言うものの、内心知らんがな・・・という感じになってしまうのではないだろうか。つまり「そういう場所」じゃないんだと。
就職支援について、障害について、病気について、等々、重大且わかりやすい話であれば、相談に乗ってくれる人が沢山いて、何なら解決策も教えてくれるでしょう。
でも、等身大の悩みについては自分の経験した限り、話だけでも親身に聞いてくれる人はいなかった。
そういう人の話を聞いて、解決とまではいかなくても、自分の中で何かに気が付いてもらったり、些細な気持ちの変化があったり、単に気分転換にでもなったり、そういう形で人の役に立てたらと・・・。
結局、道は自分で見つけていくしかないように思う。
人に指図されて行動を決めるようでは、考える事を止めた、単なる奴隷である。
だから相談員を名乗るなら、「自分が正しいなどと思い、指図する」なんてことは断じてあってはならないと思う。
その人が自分で悩み、苦しみ、考えその果てに何事かを見つけていかなければならないんだ。その手助けができたら・・・。
今日の一曲