一人舞台

落ちてしまいそうな自分を、どうにかこうにか支えている。

落ちてしまいそうな自分を、どうにかこうにか支えている。

誰か自分の話を聞いてくれ!

高卒後、19歳で最初の仕事に挫折してから、ずっとそう渇望していたように思う。

保健所の心の相談に通ったり、ネットでいろいろ投降したり(ある意味今もそうかな?)、職業訓練に通った時に、自分の会社で引きこもりを雇って支援している社長が講演で招かれたので、個人的に時間を作ってもらったり、就労支援をあちこち彷徨ったり、数年ぶりに再び保健所に相談に行って激しく後悔したり・・・。

自分ではどうすることもできない。というかどうしていいのか、何が出来るのか見当もつかない。だから誰かに話せば何とかしてくれる。くれなくても何か次の一手が見つかるかもしれない!藁にも縋る思いで、繋がりを求めていろんな人に接触していた。

 

流石に「自分の状況を何とかしてくれ!」なんてアホな聞き方はしなかったけど、結果はこの通りだ。何にも繋がらなかった。今になって思うけど、他人を助けようなんて思ったら、それこそ幾らかでも人生を捧げる覚悟が必要だろうし、何より他人はそんなに興味も関心も持ってくれなかった。逆の立場でも同じように感じただろう。

見知らぬ他人の為に、何も得るものが無いのに、少しでも時間と労力を割いてやることが自分にできるのだろうか。そう思う。

 

20代前半の事を思い返すと、本当に若かったと、未熟だったと感じる。未熟は進行形か・・・。

いつしか他人に話を聞いてくれと求めることも無くなった。期待しなくなったからだし、それでいいんだと思う。

そして、どうすればいいのか、どうなるのかは未だにわからない。

 

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