以前ネットの記事で、ひきこもりや困窮者の支援を行っているが、当事者が逃げてしまうという記事を見た。
不動産会社がやっていて、部屋を貸す代わりに生活保護を取れというなんだか胡散臭い話だったし、何より逃げた人の話や事情が一切書いてないので実態はわからない。
それはともかく、支援を頼って何度か通うも途中で挫折する気持ちはわからなくはない。
最初は「行動を起こしたし、支援してくれるというのであれば何とかなるかもしれない!」という意気込みでやる気も出るのだけど、いざ現実を目の当たりにすると厳しくて心の残り火がフッと消えてしまう。
「意外となんとかなる・・・のか?ひょっとして?」なんて思い始めると、案外不安や恐怖感が収まるもんです。魔法にかかるようなもんかな。
ここから見学や体験就労に向かうことで現実を見て心が揺らぐ人も多いのでは。
なんか、人が集まって作業している光景を見ると、働くつらさを思い出すというか「うわぁぁ・・・」ってなる。こんなご時世だから低賃金もくるかもしれない。
長い間世間と関わらず、労働の現実を忘れることを、自分の能力の低さを忘れることを「ひきこもりボケ」と言いたい。
そんなものだから魔法は解け、正常化し、「やっぱ無理だなぁ・・・」と意気消沈するのである。なまじ、意欲があっただけに落差も大きい。甘えかな?
この後見学一件控えているけど、もう意欲がほとんどない。せめて引き受けた責任だけは果たそうと。