一人舞台

生きづらさに悩む、元ひきこもりのブログ、日記

生き辛さに悩む元(暫定)ひきこもりの「日記」

苦しまない働き方は、あるのかないのか

昨日久しぶりにデイケアに行ったときに、長年お世話になっているソーシャルワーカーの方と面談する機会があって、今の働き方や一人暮らしへの不安を話したら、「あなたの発達障害特性にあった働き方を主治医との相談の上、見つけていくのはどうか?」と提案があった。

何年もデイケアに参加する中で、自分の様子に思う所があったようで、「主治医と相談して計画を立てていくのが良いのでは?」と考えていて、そんな折、自分が突然今の職場に採用が決まりました!と報告して「えぇ!」と思ったとのこと。

それに加え、「そういうデリケートな話は、中々支援者側からは伝えにくいことがあるから、当事者側から何かしら訴えをしていってくれないと、支援に繋げて上げられない部分もある」とのこと。世の中耐える、頑張ることが常識で美徳とされるけど、やっぱりつらくて苦しい時には、そう言った方が良いのだろう。9割に否定されてつらい思いをするけど、残りの1割の人は動いてくれて、その1割との縁が大事なんだと思う。

ただ主治医の出張の関係で、具体的な話11月以降になりそう。

 

正直こんな話は8年程前に発達障害の診断が下りた段階でやっていなければならない話で、なんで今になってと思わないでもない。

思えばいろんな就労支援に通う中で、知能検査WAISの結果を見せて、「ここに自分の特性と対処法が書いてあるから、こんな感じでなんとかなりませんかね!?」と散々訴えてきたけど、「ふーん、じゃあ障碍者枠で探せばいいのでは?」と、誰も真剣に相手にはしてくれなかったように思う。

本やYouTubeの動画で「発達障害のある人は、合理的配慮を受けて働けばいい。そうすれば上手くいく」とは、散々語りつくされているけど、じゃあ誰がそういう場所に繋いでくれるのか。誰が受け入れてくれるのか。この辺がまだまだ頼りないように思えてならない。

今回の一件が一つの希望になるかもしれない。ようやく意味のわからない不安や苦しみを、抱えられる程度にはなんとかできるかもしれない。そうであるならば現状の苦しさも頑張れる。希望があるのなら・・・。

 

 

話は変わって、面談後に利用者のTさんに久しぶりに会った。

50代前半の男性の方で、以前弟が遊びに来る話で、会うかどうか逡巡していた際に助言を貰って会うことに決めたあの人。

Tさんも就職などとっくの昔に諦めていたけど、最近ボランティアの縁から職員として採用され、悩みながらも続けている状態。

向こうも就職した自分がその後どうなったのか、気に掛けてくれていたみたいで話す内に、ひきこもりのこと、家族との確執、働くつらさ、発達障害の無理解など、いろいろ話ができた。

今の自分の人間関係は「上の人」しかおらず、指示を受けてその通り動くとか、注意を受けたので直すとか、相談に乗ってもらうとか、嫌な会話をなんとか雰囲気を壊さずやり過ごすとか、そんなのしかない。同じ目線、立場がない。

これが同じ前提がある人だと、会話の相貌は打って変る。何かこう、話が自然に流れていくというか、変に気を遣う必要がないというか、なんとなくわかるし、楽であるし、言っていいし、悩んでいられる。年齢の壁を通り抜けられる。

改めて一般社会にしか居場所や人間関係が無いと、孤独で生きづらくなる。人は一人で生きていけないかぁ、と感じた瞬間だった。

 

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