約4cmメタルフィギュアを筆で塗ろう!
美少女プラモの塗装の本を読んでいたらやってみたくなった。しかし、該当商品は少々高く、生憎在庫も切れていた。そこで目を付けたのがコレ。
オーロラモデルのメタルフィギュアシリーズ。これなら一個1000円で済み、場所も取らない。
届いた時にその小ささに驚いた。このメーカーのフィギュアは前に一度作った事があったので、小ささは承知の上だった。だけど、前より小さく感じる。久しぶりだからそう感じるだけだろうか?と思って調べたら前回は1/35で、今回は1/48。やっぱり小さいんじゃないか!
前回はミリタリー系で同スケールのプラモと合わせることを前提に、今回はボードゲームの駒を想定しているようなのでこうなったのだろう。
因みに台座合わせて約4cm。
こんな極小フィギュア塗れるのか・・・と不安になりました。
表面処理から塗装まで5日程で完成。非常に小さい上に慣れない作業で思いの外大変だった。
このシリーズを見て、誰もが塗装が大変と思うだろうし、実際慣れるまでは難しいのだけどバリ取りや傷埋めなど、形状やモールドを削らないように表面処理するのも難しいです。
金属と言っても、非常に柔らかいホワイトメタルとかいう合金で、カッターでいとも簡単に削れます。もし加減を誤ったら・・・。
塗装に関してはいつも通りラッカー系塗料を使ったのだけど、ここにきて筆で塗っていくには実は向かない塗料なのでは?という気がしてきた。
塗料の伸びが悪い。乾燥を遅くする溶剤を使ってもそう感じてしまう。
グラデーションを付けるのに、暗い色や明る色を塗って馴染ませる手法を取ったのだけど、馴染む前に地下の塗装が溶けだしてしまう。
思い返せば、本やこのフィギュアの説明書に水性塗料、最近有名になってきた「シタデルカラー」や「ファレホ」をお勧めすると書いてある。
なんでシタデルカラーをそんなに推すのだろうか。あれそんなに凄い塗料なんですかね?
気にはなるけどあまりに種類が多く、1個600~1000円近くする高級品である。
更に取り扱っている店が少なく、入手が難しい。
しばらくはラッカーで頑張るほかない。
結局見本のように綺麗に塗装はできなかったし、顔の塗装も「もうちょっと何とかならんかったか・・・!」見本の様に写実的?な感じにしたかったのだが、いかんせん描き方がわからない。それに裸眼かつ、持っている面相筆全て先端が曲がっているハンデを背負っている上、事故が起こって修正したので仕方がない!新しい筆を買いたい・・・。
見本通りを目指すだけでも、顔の描き方や陰影のつけ方など学ぶことが多いので、このシリーズを集めて修行したいところですね。
オーロラモデルさんの小ささを感じさせない表現、塗装方法には脱帽します!
それにしてももう二回りほど大きければ、塗りやすさ、見応えもあるのだが・・・。
デザインは好みなので、Lサイズ作りませんかね・・・。
その後の話