少々高く、無職にはかなりの出費だけど気になったので購入。
結論としては当たりでした。その価値はあると。
タミヤの「キャンパスフレンズセットⅡ」を使って作例を挙げていく内容で、主にエアブラシと筆で塗装していきます。
何がカロリーなのか?食品のそれになぞらえて、手間と完成度をカロリーで例えているからです。指標みたいなものですかね。
何が優れているのかというと、
1:工程が細かく掲載されている。
誰もが気になるであろう顔の塗装は10~20程度解説。これだけあったら不満はないでしょうと。
服の塗装に関しても、ジーパンの擦れた感じやスエードなどの起毛の表現、シャツから透けるキャミソールの表現など、「質感」に拘った表現方法の解説があって、これは参考になります!
2:使う塗料が手に入りやすいものを中心として解説している。
タミヤカラ―とかMr.カラーとかガイアカラーとかこの辺ですね。
最近のフィギュア塗装の本だと、ファレホやシタデルカラーなどのちょっと入手の難しい塗料で解説してあるので、この点始めやすいなと。
3:使うキットも入手しやすい。
大手企業の「プラモデル」ですから、値段も手ごろで作りやすい。
発売された時に結構話題になったと書かれていて、実際ホビーサーチを覗くと話題になっていました。
こういうフィギュアってそれまで、メタル製とかレジン製とか最近だと3Dプリント製なんかを目にしますが、値段が張ったり、そもそも入手しづらいという問題もあったでしょう。
「大手がプラモデルで出してくれる!」そこが話題の中心なんでしょうかね。
と、このように始めやすい条件がいろいろ揃っていますし、「まずは手軽に必要最小限で仕上げる」「エアブラシが使えない人のために筆だけで仕上げる」解説もありますのでいかがでしょうか?匂いも水性塗料を使う選択肢もありますしね。