以前から花を描くのが苦手だった。複雑な花びらの折り重なりが、描いていて訳がわからなくなるからだ。
散歩のついでにいくつか写真を撮って描いてみた。題材なんて一歩外に出れば無限にある!描けるかどうかは別として・・・。この辺りなら、まだ描きやすい。次が問題であった。
そう!こういうの!こういう複雑なやつが描けない!
とはいえ、向き合わなければ永遠に描けることはない!と勇み、上の二つがアタリをとらなくても描けちゃったので、その流れでいけるでしょ!と描いた結果・・・。
これはダメだろう・・・。何を描いたのかわからないじゃないか。
花を青系で描いたので、主題を引き立たせるために背景は何を乗せたらいいだろうか?と考え、補色の理論から赤を選択。確かに明暗の差は強烈になったが、毒々しくなった。やることなすこと全てが裏目に出て、久々に後悔した・・・。
あんまり悔しかったので、初心に戻って再び取り組む。
こういうことをやっておかないと、後々後悔するのだ!
花びらの複雑な重なり合いや、陰のつけ方にわからなさがあるものの、だいぶ写真と近づいたのではないだろうか?やっぱり良く見なければだめだ!
花びらは青系を乗せると印象が変わってしまったので、ほとんど紫で仕上げた。背景は淡い黄色を選択。どぎつさも取れていい感じじゃない?