一人舞台

落ちてしまいそうな自分を、どうにかこうにか支えている。

落ちてしまいそうな自分を、どうにかこうにか支えている。

向いていて向いていなかった

去年辞めた会社までの通勤経路を途中まで通りながら思う。

「考えてみればいろいろ惜しかったなぁ」

部署に男が自分含めて三人で、一人は気性の荒い課長、もう一人は年が一つ上の先輩。

そんなもんだからダークソウルとかスカイリムの話題なんかで仲良くさせてもらっていた。

ああ、ダークソウル3を買って、その話で十分盛り上がってから辞めれば良かった。

共通の話題で盛り上がれる仲なんてそうそう与えられるもんじゃないぜ?

 

場所も自宅から歩いても行ける。と言っても片道40~50分くらいの距離で皆は大層驚いていた。そんなに遠いだろうか。

これで業務さえ苦痛なくこなすことができればと、しみじみ思う。

だが、繊細な検査の業務、引いては過酷な長時間労働、減りゆく休みに耐えることができなかった。

 

その前の自転車屋でのバイト。

自転車の整備には興味が持てたし、接客に不安がありつつも「まあ、自転車屋に客はそんなにこないであろうと」高を括っていた。(後日、店長も同じことを考えていたことを知る。やっぱそう思うよね)

 

で、実際どうだったかというと、確かに冬の時期であれば客はあんまり来ない。

それはそれで、暇な中から無理やり仕事を見つけなければならないので苦痛である。

春から夏にかけては日々混雑し、休日ともなれば開店前から人が並ぶことも少なくはなかった。特に連休に合わせてセールとかやるともう・・・。

修理、点検、接客と目まぐるしく捌き、その忙しさ故空気もピリピリしてくる。

あまりの忙しさに接客対応が追い付かず、「名簿に名前を書いているのにいつまで待たせる気だ!もういい!帰る!」と客に怒られることもしばしば・・・。

自転車の修理、点検、知識の供給等この辺りは店長も一目置いてくれていたし、決して自慢ではないんだけど、他のバイトの方々と比べても頭一つ出ていたと思う。

出来なければ本気で悔しいと思えた。「仕事で」そんな気持ちになったのは、今のところこれだけである。

 

接客の方も当初は「君の接客を見ていると購買意欲は湧かない」なんて言われてもいたが、それも時間の経過とともに「だいぶ出来るようになってきたじゃないか」と言われるくらいにはなっていた。それでも不注意と話を聞かないという二点のトラブルは続いていた。

 

ここまでなら、それなりに上手くいっているように見えるかもしれないが、やはり接客や混雑する状況に次第に耐えられなくなっていった。

バイトという都合上、開店後の出勤になることも多く、それが休日に重なると客でごった返した店の中で一日を過ごさなければならない。

子育てにいろいろ苦労があることを考えた上で(特に自分の幼少期の苦労話を聞いていたので)、むやみに否定するわけでもないんだけれど、子連れの人が来るのが一番堪えた・・・。

買い物や外食に行く時でさえ、非常に場所や時間帯に気を遣う手前、これを乗り越えることができなかった。

 

高校卒業と同時に入った会社、あそこは業界の大手だった。

周囲からも「いい所に入ったじゃないか。これで安泰だな」とか言われていた。

結果が結果なので未だに弄られるが、もうその話はいい。

 

さて、後一週間程で、ADHDの訓練プログラムに参加することになるが、この先どうなっていくのか、どうしていけば上手く生きていけるのか、考えない日はない。

まあ、せっかく集まりに参加するのだから、友達でも出来るといいんですけどね。

 

 

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