PS2版WRCシリーズの一作目がシンプルながら面白く、じゃあ2や3はどうか?と思って一緒に注文した。
某所で言われている通り、グラフィックは正当進化といった感じ。その上で一作目の長いロードも改善されている。
ドライバーの顔もよりリアルに。
3なら分解も可能!今のゲームにも欲しいくらいである。
しかし第一印象は良かったのだけど、徐々に雲行きが怪しくなっていく。
「おかしいなぁ・・・おかしいんだよ藤やん・・・。」
挙動が軽い!あまりに軽すぎる!
ハンドルの感度設定を最も鈍くしても、何というかグリップ感が無く、宙に浮いているんじゃないかと思うくらいに軽すぎる!
ちょっとスティックを傾けただけで大きく旋回。ハンドブレーキを使おうものなら一瞬で90°近く曲がってしまう・・・。
F-ZERO XやGXの軽量級のマシンに近い挙動なんだよ。
3でも同様で、こちらはあろうことか、感度設定すら消滅してしまった!何考えてんだ!!
あまりに軽いので初代でもこうだったか?と確認してしまった。
初代も軽いと言えば軽いのだが、そこまで気にならない程。2や3よりは重い。
ひょっとしてハンドルコントローラーに最適化されているんだろうか?
レースゲームの挙動にケチをつける人に「そんなに言う程かぁ?」と思っていたけど、今その気持ちがわかった。
コ・ドライバーの指示も3はともかく2は問題だ。
日本語だと終始抑揚の無い声でブツブツ指示を出し、おまけに3つ4つ先のコーナーまで一辺に読み上げてしまうので大変わかりづらいし、なんだか御経みたいである!
何度「ちょ、ちょっと!そんな一辺に言われてもわからん!まだだっつってんでしょ!!」と心の中で叫んだかわからない。
dirtシリーズだと6が緩く、1がきつい指示なんだけど、WRCシリーズは逆になるのでこれも大変混乱する。
2における一番の敵はコ・ドライバーかもしれない・・・。
2にはタイトルに「エクストリーム」とあるけど挙動といい、そういうエクストリームはどうだろう・・・。
初代セガラリーの挙動はかなり優秀な気がしてきた。
リプレイも視点が減って、3だと更に画面の固定とドライバー、コ・ドライバーの名前の表示も無くなって、おまけにコ・ドライバーがペースノートを見ていない。
初代ですら、そこはちゃんと再現してあったのに劣化してどうする!
せっかくの公式ゲーで実在のドライバー、実在の車、実在のコース、当時の映像など魅力的なのに細かい部分で、しかし確実に評価を落としてしまった印象。
もったいない!実にもったいない!
コース紹介も初代が一番気合が入っていたように思う。
そしてまたもや「あの人」がいない!これについてはWikipediaを見る限りはdirtシリーズとの権利関係のせいだとか。