一人舞台

生きづらさに悩む、元ひきこもりのブログ、日記

生き辛さに悩む元(暫定)ひきこもりの「日記」

皆と同じになれないと

結論から言うと、今まで金曜休みの週4日勤務だったのを来月から5日勤務にしてくれと言う話。

 

社長曰く「もう勤めて半年も経つじゃない。仕事にも慣れたろうし、そろそろ金曜日も出勤にしてくれんかね?いつまでも休みでは困るし、いつかはデイケアとやらを卒業しなきゃいかんでしょ。ケジメをつけてもらわないと」とのこと。

まあ、おっしゃる通りです。元々フルタイムの募集に、事情を話して週4日にしてもらっていたわけだから、十分配慮はあった。いつかは卒業して、仕事に本腰を入れなければならないと、いつだって考えてた。だけど、やっぱり家でも仕事でもない、社会的な繋がりの場が失われるのは、まだ不安がある。特に社会福祉士さんには何年もお世話になっていて、いろいろ話も聴いてもらっているし、何より外で自分のことを気にかけてくれる人は本当に貴重である。

ここ最近の会社の事情としては来月から忙しくなる。これまで通りでいかれると、誰かがその負担を残業という形で負うことになるかもしれないという話もあるし、先のSさんの勤務態度もだいぶ問題になっていて、ここで自分が駄々をこねると「いや、お前もかよ・・・!」となってしまって立場が危うくなってしまう。

仮に社長から渋々了解を得たとしても、現場の課長や工場長は難色を示すだろう。やっぱり両者にはどこか温度差がある。

社長から「デイケアだっけ?何をやっているのか知らないし、知りようもないけど」とも言われたので、ひょっとしたら疑われているのかもしれない。就労継続支援A型だからと甘く考えていると、信用問題に関わってきそうだ。

 

マジかぁ・・・繋がりの場を失うのか・・・。家と会社の往復だけになるのか。そこだけの、閉鎖的な人間関係になってしまうのか。もう平日の空いている、比較的平和な動物園にも行けなくなるのか・・・。

 

この話を今日出されたときに、とても切なくなった。

自分なりには入社直後の心が折れそうになるくらいの灼熱地獄としんどさを乗り越え、勤務時間も増やし、仕事にも慣れてきた。まあ、頑張ったと。

でも足りない。「社会人として」そんな程度ではダメなのだと。

フルタイムで働いて、無遅刻無欠勤でようやく「皆と同じ」スタートラインに立てるのだと。もう会社の、組織の一員なのだから、それに相応しく振舞わねばならないことを忘れがちになる。

期待が重く、苦しい。しかし軽視されてしまったら、それはそれで悲しい。

 

なんで世の中フルタイムで働いて当たり前、普通なのか。

改めて集団、組織に属して強烈に感じたことは「皆と一緒、足並みを揃えていないと、もの凄く居心地が悪くなるし、批判もされる」ということだ。

なんかフルタイムで働くのなら、わざわざあんな遠い所に通勤する意味も、最低賃金で働くことを引き受ける意義もまるで無くなってしまうような気がするのだが、甘えだろうか・・・。

 

最後に一つ面白かったのは、母はこの件に関しては開口一番「ええ!やめやあ、そんなの!居場所が無くなっちゃうじゃん!」と否定したことだった。

 

 

 

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