一人舞台

落ちてしまいそうな自分を、どうにかこうにか支えている。

落ちてしまいそうな自分を、どうにかこうにか支えている。

あの頃がピークだったのだと思う

最後に仕事に挫折してからの8年前までは、9時頃に起きて、昼頃になると1時間半程度の散歩に出る。

暑い日も寒い日も、雨でも雪でも、夏だと物足りなくて2回行ったり、毎日決まって同じ道を歩いて、悩んだり、他愛もないことを考え続けていた。自分にとってはそういう道なんだよ。

夕方の4時には水戸黄門を見て、6時にはおじゃる丸を見る。

おじゃる丸には時々印象深い話があって、皆が真面目になって努力をする話(記憶にある中では2パターンあった)を見て「ええ・・・こんなのおじゃる丸じゃない!」とか思って見ていたら・・・!

もう一つはうろ覚えなんだけど、熱血の植物くんが道路に生えた新芽に向かって「がんばれ!がんばれ!」みたいなことを言っていて、おじゃる丸がそれに水を差す。そうこうしている内に新芽は育ち・・・あっ!!本当にあっ!って声が出た話だった。

 

土曜の同時間帯にはスポンジボブを見る。

自分の脳みそを取り出して、それにプロペラを取り付けて飛ばすおもちゃの話があって、「どんな人生を歩んだら、こんな狂った話が描けるのか!?」と衝撃だった。

昼夜逆転すると徹夜でバイオハザード4に明け暮れたり、ショップジャパンなんかの通販番組を突っ込みながら見たり、中京テレビのクロージングを見たり、中部国際空港やイースター島や熱田神宮の紹介?番組を決まって見ていた。それで夜明けと共にいつもの散歩コースに繰り出していた。

金曜にはデイケアに通って、社会に適応できない同胞たちとおしゃべりしたり、プログラムをやっていたりと、なんとなく外との交流もあった。

 

諸事情で当時は半一人暮らしで、妹と揉めたり、弟には説教されたり、もちろん親からは叱責されたりといろいろあったけど、「わかってる!わかってる!」で乗り切っていた。

幸せの形は人それぞれだけど、自分にとってのそれはこんな程度で十分なんだなぁ・・・と風呂に入りながらしみじみ思った。

今は低賃金でコキ使われる、市場の原理に悩み苦しみ絶望する、くたびれた労働者だよ。すっかり痩せこけて、朝起きた直後の顔を見ると酷いのなんの・・・。

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