職場の同僚で、実質生活困窮者のSさん。
またもや金に困って交通費が払えず、自宅から職場まで2時間近く掛けて歩いてきたそうな・・・。何だか外見も最初の頃より随分やつれたというか、清潔感がなくなってきたような。
帰りに電車賃がないから金を貸してほしいと頼まれて「困っているなら・・・」と、2000円を貸した。これで貸すのは4度目である。
正直、金のことはいい。彼が現状をなんとかするために、ほんの小さな一歩でも進んでいるのなら。でも実態は自分が紹介した生活困窮者の支援センターにはいかず、何故か社長から勧められた就労支援に相談に行ったとか。
曰く「福祉を受けたいけど、等級の関係でほとんど該当しない。通院できれば、鬱か適応障害か、何か診断がつくかもしれないけど、通院費が払えない。だから、現状維持で頑張って働いて、お金を貯めて通院にいくつもり」とかなんとか、わけのわからないことを言っている。
給料日がきたら少しづつ返すと言っているけど、無理でしょ。一時返せても、どうせすぐにまた困窮するに決まっている。だって現状が何一つ変わっていないのだもの。返すパフォーマンス。意味がない。
いやいや!安定して働けるのなら、こんなことにはなってないじゃん!できないから、こうなったんでしょ!実際休んだり遅刻ばかりじゃないか!とも言いたくなる。
それに何に金を使って、どういう具合に困窮しているのかの説明もないから、正直不信感もある。酒やパチンコに使っている可能性が・・・あの様子ではないとは思うけど、全く否定できる根拠もない。タバコは吸っている。それやめなさいよ。
安定した就労ができない。会社に行くための交通費すら払えない。挙句10以上も年下の同僚から金を借りる。こんな人、生活保護案件でしょ。
そもそも会社に来れなければ稼ぐこともできない。金が無ければ通院なり、支援なり、たよることもできない。稼ぐためにも、助けを得るにも金がいる。
正直とても切なくなってくる。だから、貸している・・・というかあげているのだけど、どうだろうか。あげないというのは困窮者を見捨てるようで心苦しい。しかし、こっちだって低賃金でこき使われている立場だし、家に生活費を入れたり、国保を払ったり、一人暮らしの為の貯金も作っておきたい。